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差し歯の種類・材質による特徴やメリットとデメリット

2024年05月25日

差し歯の種類1
差し歯は見た目にも噛むためにも大切
 

差し歯は歯の上に被せて歯の形を整えて、咀嚼力つまり正しく噛む力を取り戻せるようにするものです。

 

差し歯は土台の歯に被せることを前提とする技工物です。「差し歯」という言葉から、抜歯したところに入れる人工歯と思う人もいるのですが、抜歯をすると歯の根もなくなってしまうので、差し歯は使えません。

 

差し歯は「被せ物」という呼び方もしますが、こちらの方が誤解されにくいかもしれません。また、英語の「クラウン」という言い方もあります。クラウンは日本語では冠です。土台の上に被せるものという意味では、こちらもわかりやすい呼び方かもしれませんね。

 

差し歯には材質や作り方でいくつか種類があるので、それぞれの特徴やメリット・デメリットを簡単にご紹介していきます。

 

素材ごとの差し歯の特徴とメリット・デメリット

 

差し歯は主に次のような種類があり、種類ごとに「○○冠」といった名称で呼ばれます。

 

①硬質レジン前装冠
②硬質レジン冠
③メタル冠
④メタルセラミック冠
⑤オールセラミック冠
⑥ジルコニア冠

 

ずいぶんたくさんありますよね。それぞれの材質でメリット・デメリットがあるので、順番に解説します。

 

差し歯の種類2
差し歯の色々(右の白いものはセラミックです)
 

■レジン冠(①硬質レジン前装冠・②硬質レジン冠)

 

①:「②」で使われる「レジン」とは一種のプラスチックです。
色が白く健康保険が適用されるというメリットがありますが、強度はあまり高くありません。

 

そこで金属にレジンを貼り付けて強度を補強したものが「①」の「硬質レジン前装冠」です。
「②」の「硬質レジン冠」はレジンだけなので、長い間使うことはおすすめできません。

 

■③メタル冠

 

レジンに対して、「③」の「メタル冠」は強度があるのですが、メタルつまり金属なので、見た目がいかにも差し歯とわかってしまうデメリットがあります。また、土台となる歯との密着性があまり高くなく二次虫歯(虫歯の再発)が起きやすい、健康保険の適用ができないというのも欠点です。

 

しかし、金冠はいわゆる銀歯(実際には金やパラジウムのような貴金属を3割ほど含んでいます)よりは二次虫歯や金属アレルギーのリスクは低いです。奥歯のように見えにくい場所にある歯に使うのであれば見た目の影響はほぼ気にならなくなりますし、強い噛み合わせで強度が要求されるような場所であれば良い素材と言えます。

 

■セラミック冠(④メタルセラミック冠・⑤オールセラミック冠)

 

「④」の「メタルセラミック冠」はメタボンとも呼ばれることの方が多い種類です。金属にセラミックを貼り付けたもので、強度が高くセラミック素材はビジュアルの面でも優れています。
とは言え、内部の金属が後ろから見える点は避けられず、金属の上にセラミックを貼り付けても天然歯のような透明感には欠けるため、最近は「⑤」の「オールセラミック冠」を使うことが多くなりました。

 

■⑥ジルコニア冠

 

「⑥」の「ジルコニア冠」はダイヤモンドに次ぐ強度を持つ素材の「ジルコニア」を用いたものです。ジルコニアは人造ダイヤにも使われる素材なので、見た目が非常に美しいと言われることもあるのですが、実際は⑤のオールセラミックの方が透明感のある美しい差し歯を作れます。
そのため、ジルコニア冠は強度が要求されるような場合に使われる差し歯と思って良いでしょう。

 

インプラントの材質について

 

最初に抜歯すると差し歯は使えないと書きましたが、抜歯して歯の根元がなくなってしまった場合も、歯の根の代わりにチタンネジを土台としてそこに差し歯を装着するといった方法も可能です。これがいわゆる「インプラント」と呼ばれる治療です。
インプラント治療も差し歯に相当する部分は色々な材質を選ぶことはできますが、インプラント自体にかなり費用がかかってしまうので、実際はオールセラミックを選択するのが一般的となっています。

 

差し歯の種類3
基本的に抜歯をすると差し歯は使えません
 

差し歯の種類の選び方は当院ご相談ください

 

このように、一言で差し歯と言ってもいろいろな種類があり、見た目や強度、土台の歯との密着度、費用などで素材が変わります。実際にどの素材の差し歯を使うのが良いかは、症状によっても変わりますので、ぜひお気軽に当院にご相談ください。
 

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