一歩先のインプラント治療を
最初にお伝えします。
一般的に行われているインプラント治療は、当然行っています。
ここでは、
技術力や設備が伴わなければ
対応できないインプラント治療を
ご紹介します。
テーマは「オペ当日に噛める」
インプラント
- 保証期間あり
- インプラント専修医/口腔外科専門医が担当
- 短期集中治療に対応
- 世界ブランドメーカーを採用
1本44万円~。
インプラントをした症例。
治療後のメンテナンスを行わないと
周囲炎になるリスクあり。
1本44万円~。
インプラントをした症例。
治療後のメンテナンスを行わないと
周囲炎になるリスクあり。
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インプラントをした症例。
治療後のメンテナンスを行わないと
周囲炎になるリスクあり。
インプラント治療の「体制」をご紹介します
インプラント治療をする医院を選択する上で大切な事、それは、「技術力・経験」「設備」の観点で考えることが重要になります。当院はどのような状態にあるのかを簡単にご紹介します。
技術力・経験
~インプラントに携わる
「担当医」の紹介~
山根 茂樹
2011年3月 |
東京歯科大学 卒業 |
2011年3月 |
東京歯科大学研修医 修了 |
2015年3月 |
東京歯科大学解剖学講座 修了 |
2015年 |
東京歯科大学博士課程(歯学) 修了 |
- 博士(歯学)
- 東京歯科大学非常勤講師
- 日本口腔インプラント学会専修医
- 日本解剖学会
- 日本歯周病学会
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本顎咬合学会
小澤 俊文
1981年 |
日本大学歯学部 卒業 |
1985年 |
日本大学大学院 歯学研究科 歯科臨床系 専攻
インプラントの基礎的研究にて歯学博士取得 |
1985年~ |
埼玉医科大学 歯科・口腔外科 助手 |
1990年~ |
埼玉医科大学 歯科・口腔外科 講師 |
- インプラントの基礎及び、臨床に関する発表多数
- 日本口腔外科学会にて発表多数
- ヨーロピアン顎顔面口腔外科学会
(チューリッヒ)にて顎関節鏡視下手術についての発表
- 国際口腔インプラント学会研修施設
- ドイツ口腔インプラント学会スペシャリスト医
- ノーベルバイオケア社インストラクター
- ノーベルバイオケアUS インプラントエクセレントメンバー
- インディアナ大学歯学部インプラント科客員講師
どのドクターも多くの経験を積んでいます。
そして、各インプラント団体や口腔外科団体の認定試験に合格し、団体からその経験・知識・技術力を認められたドクターです。また、海外研修や、ドクター向けのインストラクターなども行っており、自他ともに認めるインプラント治療のエキスパートが集っています。
他院で「難しい」と断られてしまったケースでも対応していますので、インプラント治療を諦める前にご相談ください。
設備
一般の歯科治療と異なり、インプラント治療は外科処置が伴いますので、各種設備・機器が重要になります。インプラント治療に関する設備等の一部をご紹介します。
本題の「オペ当日に噛める術式」に関してお伝えします
一般的なインプラントでは歯がない期間が一定期間存在します。
しかし、当院で行うインプラント治療は、基本的に「歯がない期間」が存在しません。
※ケースによっては歯がない期間が生じることがあります。
そのため、オペ当日から食事をしたい方、そして、仕事の関係上、歯がない期間が長くなると困ってしまう方に喜ばれています。
歯がない期間をなくするための術式には「抜歯即時荷重(1~数本の欠損がある場合が対象)」という方法と「All-on-4(無歯顎/総入れ歯の方が対象)」という方法があります。
それぞれご紹介します。
抜歯即時荷重
抜歯即時加重インプラントとは、抜歯と同時にインプラントを埋入する方法です。 1~数本のインプラントを埋め込む方が対象となります。
次のような特徴があります。
- その日のうちに「仮歯」が入る
- 治療期間が「短縮」される
- 骨がやせてしまう事を防ぐ
All-on-4
All-on-4は「すべての歯がない方」「総入れ歯の方」におすすめの治療です。
従来のインプラントは、抜けた歯と同じ本数のインプラントを埋め込む必要がありましたが、この方法では片顎4~6本のインプラントを埋め込めば成立します。
- インプラントの埋入本数が少ないため「費用負担が軽減」
- 治療したその日から「仮歯」により食事や会話が可能
- 手術時間が短く術後の腫れも少ない
- 骨量が少ない方も治療が可能
この治療法は難易度が高いため、どの医院でも行っている術式ではありません。
歯がない期間をなくしたい、治療期間を短縮させたい、治療費を抑えたい方は是非ご検討ください。
気づいた時には終わっている「睡眠麻酔治療」
インプラント治療は外科処置が伴うため「怖い」と思われている方は多くいます。
経験豊富な担当医、そして設備等が備わっていれば、実際は危険な治療ではありません。
しかし、患者さんの気持ちも理解できます。
そこで当院では「睡眠麻酔治療」を行っています。患者さんは「うとうと」した状態になり緊張や不安を感じないまま手術を終える事が出来ます。
この方法を利用した患者さんのほとんどが「気づいたら終わっていた」とお話しされます。もちろん、副作用や後遺症などありませんのでご安心ください。
当院では、静脈内鎮静麻酔を行う場合は、提携している麻酔認定医の先生と共に治療を行います。
お忙しい方のために「短期集中治療」
1回の治療時間を長くとり、精密機器をフル活用することで短期集中治療を実現させています。また、先ほどお伝えした「抜歯即時荷重法」「All-on-4」の術式を採用することでも治療期間は大幅に短縮されます。
事情があり、どうしても短期間でインプラント治療をしたい方はご相談ください。
あなたのスケジュールに合わせた治療計画を立案いたします。
世界有名ブランドメーカーを採用
インプラントと一口に言っても、世界には数百ものインプラントメーカーがあり、それぞれの特徴も異なります。当院では、「世界シェア」「日本シェア」と「臨床実験の豊富さ」からノーベルバイオケア社のインプラントを利用しています。
ノーベルバイオケア社のインプラントは世界中の多くのドクターが愛用しています。
つまり、世界のドクターから評価されているメーカーと言えます。
また、日本、そして世界シェアも多く獲得していますので、何かあった際に、このメーカーを採用しているクリニックに行けばメンテナンスしてくれることも大きな特徴となります。
インプラント治療の流れ
インプラント治療は、「歯が入って噛めるようになったら治療終了」と普通は考えます。しかし、私たちはそこからが始まりだと考えております。
それは歯を入れることが私たちのゴールではなく、どれだけ長く持つかが私たちのインプラント治療のゴールなのです。
基本に忠実で丁寧に治療を行い、長期的に機能させ、患者さんがどれだけ長くインプラントで楽しい生活を送れるかがポイントだと思っております。
- 01
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インプラントコンサルテーション
インプラント治療の流れや料金、他の欠損補綴との違いについて詳しくご説明します。患者さんの不安を取り除きご納得いただいた上で、治療に進みます。
- 02
-
検査・説明
インプラントの上部構造【セラミック】がセットされた後の治療後予測模型を作製し、三次元的な骨の状況を確認するためにCT写真を撮影します。これによりデジタルで、適切なインプラント埋入位置をシミュレーションします。
- 03
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インプラント+静脈内鎮静
(バイタルチェック)
恐怖心が強かったり、循環器にご心配のある患者さん、または手術時間が長い場合は、麻酔医による点滴で眠った状態で快適に手術が可能です。
- 04
-
手術・ガイドオペ
コンピューターによるシミュレーション通りに、手術補助器具を用いて、安全に確実に手術を行います。1本であれば、手術時間は30分ほどです。
- 05
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術後説明・レントゲンのチェック
術後、適切な位置にインプラントが入ったことをレントゲンで確認し、術後の注意点などをご説明します。
- 06
-
セラミックの型取り
2ヵ月から4ヵ月ほど待ち、インプラント体と骨が馴染んでからセラミックの型取りを行います。
- 07
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セラミックの装着
色調や形をご相談いただき、オーダーメイドで作製されたセラミックをお口の中にセットしていきます。
- 08
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メンテナンス
年に1回から3回ほどのメンテナンスにより、アフターケアを行なっていきます。
インプラント治療のよくある質問
- インプラントとはどのようなものですか?
- インプラントは歯を失った時、歯の根の代わりにチタン製のネジを土台となる骨(歯槽骨)に埋入して、それに人工歯を装着することで失った歯の代わりを行う治療法です。インプラントネジはしっかりと骨に固着しているので、天然歯とほぼ同等の咀嚼力を提供します。
- オッセオインテグレーションとは何ですか?
- チタンネジは埋入された骨とオッセオインテグレーションといって分子レベルで結合されています。オッセオインテグレーションが確立されるには数ヵ月かかります。
- チタンネジは金属アレルギーは起こさないのですか?
- チタンは生体との親和性が非常に高い金属で、インプラント以外にも骨折の治療などで体に埋め込むためにも使用されています。しかし、まれに金属アレルギーを起こすケースはあります。チタンに対する金属アレルギーの懸念がある場合は、皮膚科などでアレルギーに対するパッチテストを行なう必要があります。
- インプラント手術は危険ですか?
- インプラント手術は一定のリスクがあるのは事実です。そのために多くのインプラント手術の経験を積んだ歯科医、あるいはその歯科医の監督のもとで手術が実施されることが安全につながります。インプラント手術はチタンネジを失った歯の根の代わりに顎の骨に埋入しますが、顎の骨の中は多数の血管や神経があり、それらを傷つけないことが危険を避けるためには必要です。
このため、インプラントは術前にCTを取り血管などに傷をつけないように、慎重に埋入方法を決定します。また、正確な埋入を行うために、必要に応じて埋入方向をあらかじめコンピューターシミュレーションを行った通りに行う、ガイドオペと呼ばれる方法を用いることもあります。この他、糖尿病など生活習慣病がある場合は、出血が止まりにくいことなどもあるため、術前に血液検査を行って手術を行う上で内科的な問題がないかのチェックも行います。
- インプラントの寿命はどれくらいですか。
- 世界で最初のインプラントは1960年代に実施されましたが、その患者は40年以上天寿を全うするまでインプラントを使用し続けました。インプラントは適切なメンテナンスをしっかり行えば、永く咀嚼力を保ちけることができます。しかし、インプラントは人工歯なので虫歯にはなりませんが、インプラントの歯周病であるインプラント周囲炎にはなります。また、インプラント周囲炎は歯周病と比べ進行が速いためメンテナンスが一層重要となります。
- インプラント手術のために入院する必要はありますか?
- 通常のインプラント手術は当日帰宅できます。入院が必要となるのは、大掛かりで特別なケースとお考えください。
- 治療費はどのくらいするのでしょうか?
- インプラントの費用はインプラントの本数、取付ける人工の歯の種類により異なりますが、基本情報は料金表をご参照ください。
- インプラント手術前にどんな治療が必要ですか?
- 一般的には虫歯や歯周病がある場合は、そちらの治療をしてからインプラント治療に入ることが多くなります。いずれにせよ、治療の順番は口腔内全体を考えて作成される治療計画に従って行われます。
- インプラントを入れてもMRIの撮影は可能ですか?
- インプラントを使用していても、MRIの撮影に支障はありません。
金属がもたらすMRIへの影響は、大きく3つに分けられます。まず、「画質への影響」です。MRIの撮影時に金属の影響で「アーチファクト」と呼ばれる画像のゆがみを生じさせることがあります。次に、身につけている金属が発熱して火傷を危険があります。三番目として装置自体を損傷する危険もあります。このため、心臓のペースメーカーや人工内耳など、体内に金属が埋め込まれている場合は、検査そのものを受けられないケースがあります。
しかし、これらの現象は金属が磁気を帯びる場合です。具体的には鉄、ニッケル、コバルトなどの金属で、チタンは金属の一種ですが、磁気を帯びないため、それには該当しません。したがって、インプラントを装着しているのでMRI検査が受けられなくなるという心配をする必要はありません。
ただし、一つだけ注意点があります。それは、インプラントを土台にして義歯を固定するために磁性アタッチメントを装着した場合です。このアタッチメントには「磁性ステンレス」が使われていることから、磁気による悪影響が検査時に生じる可能性があるので、検査前に必ず外す必要があります。しかし、磁性アタッチメント式のインプラントであっても、取り外せば安全にMRI検査を受けることができます。
- インプラントはインプラント専門の歯科医院で手術を受けるのが望ましいでしょうか?
- インプラント手術は経験を積んだ歯科医自身および指導・監督の下で行なうべきですが、そのためにはインプラント専門の歯科医院である必要は必ずしもありません。むしろ、インプラントは歯を失った時に咀嚼力を回復させる治療法の一つなので、インプラント以外の選択肢も検討するという意味で各種治療に対応できる総合歯科クリニックが望ましい場合も多くあります。患者さんのお口の中をトータルで考え、最初にインプラントありきの治療計画を立てないことが大切です。
- 他の歯科医院に通っていますが相談だけでも診察を受けられますか?
- 治療方針を他院で聞くことをセカンドオピニオンと言いますが、当院ではセカンドオピニオンには積極的に対応しております。当院では様々な専門分野に対応した治療を行っているため、インプラントという選択肢だけでなく、それ以外の治療法も含めてご相談をさせていただいております。
- インプラント周囲炎とは何ですか?
- インプラント周囲炎とはインプラント治療を行った部位が罹る歯周病ですが、厳密にいうと、これらの病気は「歯周病」とは少し異なります。また、通常の歯周病と比べ、進行しやすい傾向にあります。
天然歯とインプラントを比較すると、それはインプラントには天然歯にある歯根膜という歯と歯の土台の骨のクッション役をする組織がないからです。
歯根膜は、歯と歯槽骨(歯の土台の骨)との間に存在する組織で、歯にかかる力を緩和するだけではなく、歯肉や歯槽骨へと血液供給も担っています。
そのため、インプラントでは、歯周組織の免疫力が低下することで、歯周病菌に感染することで発症する歯周病(インプラント周囲炎)発症リスクが高くなります。このためインプラントは天然歯以上に適切なケアの継続が必須となります。
- 顎の骨が少なくてもインプラントはできますか?骨造成とはどのようなことを行いますか?
- インプラントは顎の骨に支えてもらうことで機能するため、十分な骨量がない場合インプラントを行えないことがあります。しかし、骨が十分になくても骨を増加させてインプラントを行う方法として骨造成があります。骨造成には骨を移植するものと骨の再生を促すものがありますが、どちらも骨の活発な新陳代謝により安定的なインプラントネジを埋め入れる土台の骨を造成します。骨造成はGBR(骨再生誘導法)が一般的ですが、骨材には種々のものが開発されていており成功率も年々高くなってきています。どの骨材もそのまま骨になるのではなく、骨細胞が成長して土台としての骨を形成するための核になります。 骨移植は自分の顎などから採取した骨を移植する自家骨移植と人工骨を用いるものがあります。自家骨移植は、骨の除去手術が必要となります。骨移植の応用例では上顎のインプラントで上顎洞(上顎の上部の空洞部分)の骨の厚みがない時のサイナスリフト(上顎洞底挙上法)があります。
近年GBRの成功率を高めるために、自分の血液から血小板を抽出して骨形成を促進するCGF・AFG療法が行われるようになりました。CGF・AFG療法は再生医療の応用です。インプラントは骨造成、骨移植さらに骨形成を助ける治療技術が開発されています。新しい技術がインプラントの適用症例をますます広げています。
- 即時埋入、即時荷重とはどのようなものですか?
- インプラントで埋入したチタンネジは土台となる骨と、オッセオインテグレーションという分子レベルで固く結合させる必要があります。しかし、オッセオインテグレーションを得るためには2〜3ヵ月の期間がかかります。さらに、インプラントを前提にして抜歯を行った時に、チタンネジを埋め込むのは2ヵ月程度は待つべきだというのが従来の考え方でした。インプラント治療の難点の一つは治療期間の長さがあります。
即時埋入(即日インプラントとも言います)とは何らかの理由で抜歯を行った時に、すぐにチタンネジを埋入する治療法です。抜歯とインプラント埋入の期間がなくなるので治療期間は短縮されますし、治療回数も減ることになります。その上、抜歯後に起こる骨吸収を避けることができるために、インプラント埋入でしばしば必要となるGBR(骨造成)の必要性も小さくなります。
良いことづくめのようですが、即時埋入がいつでも可能というわけではありません。まず、インプラントの埋入が抜歯後すぐに行われるため、抜歯した部分の外科的な回復を考慮に入れたインプラント体(チタンネジ)の埋入が必要です。さらに感染症のリスクコントロール、抜歯した部位の処置もより慎重に行う必要があります。これらを行うためには抜歯箇所が即時埋入に適応していることと高度な治療技術が要求されます。
即時埋入と似た言葉に即時荷重があります。即時荷重とはインプラント体を装着してすぐに当日から仮歯で咀嚼できるようにする治療法です。即時荷重でない場合はインプラント体埋入後カ月を置いて上部構造(人工歯)を取り付けて咀嚼が可能になります。
即時荷重も即時埋入と同様に咀嚼の負荷を早くかけることにで回復期間を短縮させる効果を得ることができます。しかし、即時荷重も即時埋入と同じようにいくつかの条件を満たす必要があります。
まず重要なのは口腔内ケアがよく行われていることです。さらにインプラント体を埋め込む顎骨の密度が高くなくてはいけません。また、治療技術も即時埋入がそうであったように高いレベルが要求されます。
即時埋入も即時荷重も実際的なインプラント施術のオプションとなったのは比較的最近です。数多くの成功例がすでに報告されていますが、インプラント全体に占める施術割合は高くはありません。また、繰り返しになりますが治療技術の高さ、適用条件は一般のインプラントより厳しくなります。しかし、治療期間の長さはインプラントの弱点の一つです。日々進歩するインプラント治療の中で、即時埋入、即時荷重の比率は今後増加していくと予想されます。
- インプラント治療はどんな人でもできるのでしょうか?
- 事前検査の結果によっては、稀に治療に不適応な方もいらっしゃいます。具体的には下記のような方です。
①成長過程にある若年者の方
※骨の成長がほぼ終了する20歳以上の方がインプラントの治療対象となります。
②免疫不全の方
③I型糖尿病の方
④常的ホルモン治療・放射線治療を受けている方
⑤精神神経症の方
⑥重篤な全身疾患、コントロールされていない全身疾患の方
また、インプラント治療不適応ですが、生活習慣の改善や、治療による症状改善により、インプラント治療が可能となる場合もあります。具体的には下記の方になります。
①お口の中の清掃状態が悪い方
②歯周病の方
③インプラントを埋め込む骨の厚さが少ない方
④喫煙者
⑤骨粗鬆症の方
⑥II型糖尿病の方
⑦精神神経症の方
- 他院で行ったインプラントの除去や再治療は可能ですか?
- インプラントは100社以上のメーカーがありますが、治療器具やチタンネジなど互換性がありません。当院はノーベルバイオケアという高品質で定評のある世界的なメーカーのインプラント製品を使用していますが、それ以外のメーカーのものの除去はできないとお考えください。
インプラント除去がすでに行われていれば、再びインプラント治療を行うことができる可能性があります。この場合は骨造成を行う必要があることもあります。
- インプラントはどのような構造をしていますか。
- インプラントは抜歯で歯を失った時に、人工の歯を埋め込む治療です。歯は歯根といって根の部分が歯槽骨と呼ばれる土台の骨に埋まって歯を支えています。インプラントは人工の歯根をインプラント体あるいはフィクスチャーと呼ばれるもので代用します。インプラント体は種々の材質がありますが、現在はチタンおよびチタン合金が主流です。
インプラント体と人工歯をつなぐ支台部はアバットメントと呼ばれます。アバットメントも多くはチタンですがジルコニアという人工ダイヤモンドの材料にもなる非常に硬い材質のものも使われます。ジルコニアアバットメントは金属色ではなく白いので、歯茎が下がってアバットメントが露出しても目立ちにくいという利点があります。
アバットメントはインプラント体と一体型のものもありますが、通常は2つの部分に分かれます。このため、インプラント体を埋入した時、アバットメントを最初から装着する1回法と、インプラント体の上に軟組織ができてからアバットメントを入れる2回法の二つの方式があります。
2回法、2回法と混同されることがあるのですが、抜歯後すぐにインプラント体を埋入する即時埋入という術式もあります。1回法や即時埋入はどちらも、手術の回数を減らすという点では患者負担は小さいのですが、適応症例はより少なくなります。
人工歯の部分は一般の天然歯の上に被せる被せ物(クラウン)と基本的に同様にセラミックを主として用います。ただ、一般のセラミッククラウンが型取りをしたものに合わせて作られるのに対し、アバットメントに装着されるインプラントの部品の一つとなります。
- All-on-4とはどんな治療法ですか。
- すべての歯を失った場合には「総入れ歯」を製作するのが一般的ですが、インプラントを基本にした「All-on-4(オールオンフォー)」という治療法にも選択肢として挙げられます。
All-on-4とは、4つのインプラントですべての人工歯を支える補綴治療です(上下合わせると8本になります)。上部構造をインプラントに固定するため、ずれたり外れたりするなどのトラブルが起こりにくくなります。人工歯根が存在することで噛み心地も向上し、食事も天然歯とほとんどかわりなく楽しめます。
ただ、「インプラントオペ」、それも全身麻酔を必要とするかなり大掛かりな手術が必要となります。そのため「手術が怖い」「重篤な全身疾患がある」という方には、時として適用が難しいこともあります。
All-on-4が優れた解決策になるのは、すべての歯を失ってインプラント治療を検討するような場合です。歯が1本もない「無歯顎(むしがく)」のケースでインプラント治療を実施するとなると、片顎だけでも約10本のインプラントを埋入しなければなりません。一方、All-on-4であれば4本のインプラント埋入で済むことから、経済的にもむしろ有利ですし、身体的な負担も小さくなります。
しかも、All-on-4ではインプラントを「傾斜埋入(けいしゃまいにゅう)」できるため、大切な神経や血管を損傷するリスクが小さくなくなります。さらに、インプラント体を顎骨に深く埋入されるため、骨量が不足していても「骨造成」なしでインプラントを埋入できるというメリットもあります。
All-on-4には多くのメリットを持つ治療法ですが、すべての方に勧められるというわけではありません。大切なのは、しっかりとしたカウンセリングを行い、徹底した検査と診断を実施することです。その上で 最良といえる治療法を選択することが重要です。
インプラントに伴うリスクについて
インプラントは天然歯に代わって、チタンネジを埋入し人工歯を装着することで、天然歯に匹敵する優れた咀嚼力を得ることができます。また、適切なメンテナンスを行うことで、終生使用し続けることも可能です。
しかし、インプラントはチタンネジの土台となる骨の量、内科的疾患の有無など、適用条件があり、それらを満たすことが必要です。適用条件を満足しているか、インプラント治療の開始前にCT撮影、血液検査といった検査を事前に十分に行い、骨量の不足を補うための骨の増量治療を行うなども必要により行います。
それらの検査、適用条件の準備を行っても、稀にチタンネジが骨に固着しないといった現象により、インプラント治療が成功しない場合があります。また、インプラント手術にあたっては、血管、神経と埋入の位置関係を調べることで、それらに損傷を与えないように細心の注意を行いますが、偶発的な要因で神経麻痺が残る確率があります。
インプラント治療終了後、メンテナンスを定期的に行うことが、インプラント周囲炎によりインプラント歯を失うリスクを最小化するために、特に必要とされています。
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当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
医院住所
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東京都中央区銀座三丁目3番13号 阪急阪神銀座ビル9F