姿勢と歯の関係は?
2021年7月13日
姿勢の悪さは筋力の低下の原因になります
長時間机に座って仕事をしたり、無理な姿勢を続けたりしていると、猫背やお腹の突き出た悪い姿勢になりがちです。
悪い姿勢の習慣を続けていると、体の多方面に悪影響が出てきてしまうことをご存じでしょうか。
実は直接関係ないと思われがちな歯並びにも影響が出ることもあるのです。
悪い姿勢の体への悪影響は多方面に
悪い姿勢を放っておくと、徐々に体を支える筋力が弱まり、その弱った筋力を補う楽な姿勢を取ることでますます姿勢が悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。
また、姿勢が悪いと腰痛や頸椎症、変形関節症といった問題も引き起こします。
さらに、筋力が低下して内臓が正しい位置からずれることで消化力が低下したり、血行不良で代謝が落ちて肥満の原因になったりすることも。
お腹の突き出た体は悪い姿勢の結果でもあり、原因でもあるわけです。
【悪い姿勢が体に及ぼす影響のまとめ】
・筋力が弱まり、良い姿勢を取りづらくなってしまう
・腰痛、頸椎症、変形関節症といった症状を引き起こす
・消化力の低下、肥満の原因にもつながる
良い姿勢は良い口腔環境作ります
そして、悪い姿勢はなんと口腔内の環境をも悪化させます。
猫背のときは口を開けた状態、すなわち口呼吸になりがちです。
口呼吸は口腔内の唾液の量を減らしてしまうため、口腔内の自然な洗浄を阻害することで虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。
また、口臭の原因になることもあるので、気を付けましょう。
【悪い姿勢が口内に及ぼす影響のまとめ】
・虫歯や歯周病につながりやすい
・口臭の原因にもなる
姿勢の悪さが歯並びにも影響する!?
それだけではありません。
悪い姿勢は歯の噛み合わせも狂わせます。
その結果、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症といった症状が出ることがあるのです。
猫背だけでなく、長時間頬杖をついて座ったりするような行動もこれらの症状の原因に。
頬杖や足を組むといった姿勢のせいで歯ぎしりが起こるなんてなかなかイメージしにくいかと思いますが、実は想像以上に歯に不自然な力を加えてしまっているのです。
頬杖も歯ぎしりや歯並びに影響することも
口呼吸が慢性化してしまうと、歯を唇で抑えられないことで出っ歯になりがちですし、矯正の治療を行っても歯並びの戻りを引き起こしやすくなります。
姿勢と歯、その意外な関係にもご注意くださいね。
【悪い姿勢が口内に及ぼす影響のまとめ2】
・歯並びを悪化させる
・歯ぎしりや食いしばり、顎関節症になりやすくなる
→歯の健康のためにも良い姿勢を心掛けることが大切です。