ダイレクトボンディングによる虫歯治療症例
2023年6月22日
Beofre1: 治療前の状態
Beofre2: 虫歯を除去した状態
After
ダイレクトボンディングとは、その名の通り型取を行って間接的にインレー(詰め物)を作るのではなく、直接レジンと呼ばれる合成素材を埋め込む方法です。従来はレジンは強度や審美性で劣るため、小さな患部にしか使用されてきませんでしたが、素材の進歩により、非常に美しく、また強度的にもかなりの範囲で満足が得られるようになってきました。
この症例では仕上がりは、ほとんど天然歯と変わりません。このレベルの精度で治療を行うためにはマイクロスコープという歯科顕微鏡が必要となります。また、背景の青色はラバ―ダムと呼ばれるゴムの被膜で、これで歯を覆うことで唾液の侵入を防ぎ、虫歯の再発リスクを小さくすることが可能です。
費用:44,000円(1歯あたり)
リスク:・噛み合わせの力が強いことなどが原因で破折する場合があります。
・二次虫歯の発生することがあります。
マイクロスコープを用いた治療
こちらもご参照:
中野の歯医者_マナミ歯科クリニック
ダイレクトボンディングによるメタルインレー(詰め物)の交換症例
2023年6月16日
Before1: 銀歯の詰め物(インレイー)を装着した状態
Before2: メタルインレー除去後
Before3: インレーの下の虫歯を治療
After: ダイレクトボンディングにより天然歯と区別がつかないレベルの治療が完了
メタルインレー(銀歯の詰め物)は見た目もよくありませんが、虫歯の再発リスクもセラミックやレジン(歯の修復用プラスチック)よりも高くなります。
この症例ではダイレクトボンディングと呼ばれるレジンを直接詰める方法(直接法)で型取り無で治療を完了しています。従来からレジンは直接法で型取りが必要なく、その分歯の削減量も少なかったのですが、強度に弱点がありました。この症例では、新しい素材を使用することで、かなり大きなインレーの交換が可能になりました。
費用:44,000円(1歯あたり)
リスク:・噛み合わせの力が強いことなどが原因で破折する場合があります。
・二次虫歯の発生することがあります。
こちらもご参照: 中野の歯医者_マナミ歯科クリニック
ダイレクトボンディングによる修復の症例
2023年6月14日
Before
After
虫歯治療の後は被せ物(クラウン)や詰め物(インレイ)を装着して完成しますが、インレイの場合、また型取りをし、それを元に制作します。こを関節法と呼びます(型取りを途中行うことでそう呼ばれます)。また、インレイがきちんと装着された状態を保つためにある程度の大きさ、深さが必要です。
これに対し、レジンと呼ばれる材質を直接詰め物として使用し、途中で型取りを行わない治療を直接法と呼びます。特にダイレクトボンディングと呼ばれる直接法が最近急速に普及してきたのは、レジンの材質の進歩で相当広範囲に使用が出来るようになったこと、またマイクロスコープの利用で従来とは比較にならないほど、天然歯に近い仕上がりが可能になったことによります。
どちらの写真も青いゴムの被膜(ラバーダム)で歯を覆っていますが、これは唾液が患部に入り込み、後々2次虫歯が起きるリスクを最小化するためです。
費用: 44,000円
リスク:・ダイレクトボンディングは硬度がセラミック、金属より劣るので摩耗する可能性がより高くなります。
・二次虫歯の発生の可能性は完全になくなることはありません。
こちらもご参照: 中野の歯医者_マナミ歯科クリニック