すべての歯を失った時にオールオンフォー
2021年06月2日
すべての歯を失った場合には「総入れ歯」を製作するのが一般的です。総入れ歯は、健康保険で作成することもできますし、比較的短期間で治療を終えることも可能です。ただ、総入れ歯は「取り外し式」であり、口腔粘膜への吸着のみで固定することから、使用感に不満を持たれる方も少なくありません。
総入れ歯でも健康保険外ではより強力にマグネットで固定する方式もありますが、インプラントを基本にした「All-on-4(オールオンフォー)」という治療法にも選択肢として挙げられます。
オールオンフォーとは、4つのインプラントですべての人工歯を支える補綴治療です(上下合わせると8本になります)。上部構造をインプラントに固定するため、ずれたり外れたりするなどのトラブルが起こりにくくなります。人工歯根が存在することで噛み心地も向上し、天然歯に非常に近い咀嚼力を得られます。