歯がボロボロになった時 All-on-4があります
2026年2月18日

All-on-4とは何か
―「未来形の総入れ歯」としてのフルアーチインプラント治療―
All-on-4(オールオンフォー)は、単なるインプラント治療の一種ではありません。総入れ歯に代わり、天然歯に匹敵する咀嚼力を取り戻す革新的な治療法です。多くの患者様にとって、総入歯を過去の物にする治療と言っても過言ではありません。
All-on-4とは、
• 少数本数のインプラントを支台として
• 片顎すべての歯を固定式で回復する
• フルアーチインプラント治療の総称的コンセプト
です。
一般に「4本」と呼ばれますが、実際には、症例により、4本ではなく6本のインプラントを支台とする場合もあります。本数の数によらず、
• 骨量
• 咬合力
• 顎の形態
• 将来的な負荷分散
を踏まえて、最適な本数で支える設計を行うことが大切です。

「未来形の総入れ歯」という位置づけ
All-on-4は、一本ずつ失った歯を回復するインプラント治療で得られる咀嚼力を、総入れ歯の発想で口腔内全体に成立させる治療法です。そのため、
• 固定式で外れない
• 咬合力が大きく回復する
• それでいて全歯インプラントよりはるかに現実的な費用で成立する
という優れた特徴があります。この意味で、All-on-4は「総入れ歯の進化形」と捉えるのが最も正確です。
全歯インプラントでは、
• 片顎8〜12本以上
• 外科回数・部品点数・技工工程が膨大
になります。一方All-on-4では、
• 支台本数を合理化
• 骨造成を最小化
• 補綴設計を最適化
することで、機能と耐久性を維持したまま、治療コストと侵襲を大きく下げることが可能になります。
All-on-4を考えている患者様に
All-on-4では、歯科医院・歯科医師の選択が治療の成否を分けます。
成否を分ける主な要素
1. CT診断と埋入角度の精密な設計
骨量・骨質・神経走行を踏まえた三次元的診断と、即時荷重を前提とした埋入角度設計が不可欠です。
2. 咬合設計(噛み合わせ)
All-on-4では、術直後から咬合力がかかります。そのため、長期的な力の分散を見据えた咬合設計が必須です。
3. 即時仮歯の精度
即時仮歯は「仮」ではありますが、治療結果に直接影響する補綴物です。適合精度・咬合・強度のいずれも妥協できません。
4. 技工士との高度な連携体制
All-on-4は、外科・補綴・技工が同時並行で進行する治療です。術前設計から仮歯・最終補綴までを見据えた連携が不可欠です。
さらに重要なポイント
■ インプラント治療の十分な症例経験
All-on-4は、通常の単独歯インプラントとは難易度・判断量・リスク管理のレベルが異なります。
• 多数のインプラント症例
• 全顎的な咬合再構成の経験
• 合併症・トラブルへの対応経験
これらを前提とした判断力が求められます。
■ 鎮静麻酔への対応
All-on-4は治療時間が長く、侵襲性も高いため、
静脈内鎮静法など、全身管理を含む麻酔体制が整っていることが重要です。
■ 精密なガイドシステムを含む設備環境
即時荷重・長いブリッジスパンという条件下では、埋入精度を高めるためのガイドシステムが有効です。三次元的な位置・角度を把握しながら手術を行える環境は、治療の再現性と安全性を高めます。
銀座並木通り歯科では
• ガイドシステム(X-Guide)を備えた専用オペ室
• インプラント治療経験豊富な歯科医師
• 即時補綴に対応する熟練したサポーティングチーム
• 院内技工室による迅速かつ精密な補綴製作
• 鎮静麻酔を含む全身管理体制
を整え、All-on-4に必要な要件を治療全体として成立させる体制を構築しています。
リスクを理解した上での治療選択が重要です
All-on-4は、
通常のインプラント治療よりも大規模で、侵襲性の高い治療です。
そのため、
• 適応の見極め
• リスクの説明
• 術後管理体制
を含め、十分な説明と管理が行える医院を選ぶことが重要です。
質価格帯が250〜450万円と幅がある理由
• 技工工程の質
• 外科計画の精密さ
• 術後メンテナンス体 制
特に、技工と設計を簡略化すると価格は下がります。ただ、これはより安価にという目的には沿っています。
• やり直しが難しい
• 失敗時のダメージが大きい
• 修正コストが高い
という特徴があります。
初期費用を抑えるために、
• 診断を簡略化
• 仮歯を軽視
• 技工工程を削減
すると、数年後に大きなトラブルを招く可能性は否定できません。
開発背景と信頼性
All-on-4は、ノーベルバイオケアにより体系化・臨床検証されてきた治療コンセプトです。
• 長期データ
• 世界的な症例数
• 標準化されたプロトコル
が存在する点は、他のフルアーチ治療との大きな違いです。
まとめ:All-on-4は「安さ」ではなく「設計」で選ぶ治療
All-on-4は、
• 魔法の治療ではありません
• しかし正しく行えば
総入れ歯では得られなかった生活の質を取り戻せる治療です大切なのは、
• 何本入れるか
• いくらかかるか
ではなく、誰が、どのような設計思想で行うかです。この記事が「銀座でAll-on-4を検討している方」にとって、
冷静で後悔のない判断材料になれば幸いです。
(山根院長記)

インプラント、精密根管治療を組み合わせた全顎的治療症例
2023年11月11日

この症例は、精密根管治療による保存できる歯と、保存困難と判断され抜歯、インプラントを組み合わせることにより、全顎的な口腔環境を一変させたものです。インプラント、精密根管治療、セラミック治療は個々にあるものではなく、有機的に組み合わせることにより、大きな効果を上げることができます。

Before

After
費用:総額約400万円
リスク:・ 露出した象牙質又はセメント質がある場合、痛みを生じる可能性があります。
・歯の先端部に帆愛とスポットがあると形状の変化が起きることがあります。
リスク:・インプラント後定期的に保守を行わないとインプラント周囲炎になる可能性があります。
・土台となる骨の密度や強度が不十分な場合、インプラント体が固定されない、あるいは脱落する可能性があります。
・チタンに対しアレルギーを持つ場合、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。
オールオン4の症例
2023年7月6日

Before

After: 仮歯を装着した状態
オールオン4は、ほとんど、または全ての歯を失った場合に適用される特別なインプラント手術です。オールオン4では上顎、下顎全体に対して4本(ケースにより5,6本の場合もあります)のインプラントだけに固定された上顎または下顎全体の歯列が形成されます。オールオン4という名前は、この構造を表しています。
オールオン4は次のようなメリットがあります。
効率性: オールオン4は上顎、下顎歯列全体を4-6本のインプラントで置き換えるので、より少ないインプラント本数しか必要ありません。
費用対効果: インプラント本数が少なくてすむため、オールオン4は優れた費用対効果を提供できます。.
骨造成不要: インプラントでは土台となる骨の強度のための骨造成が必要になることがありますが、オールオン4は顎骨のしっかりした部分に深くインプラントネジを埋入するため、ほとんどの場合骨造成が不要です
咀嚼力と審美性の劇的な改善: オールオン4ではセラミックで作られた人工歯により強固で高い咀嚼力が得られると同時に、口元が一変することで美しいの歯並びの笑顔が作られます。

4本のインプラントで支えられて装着される人工歯列
費用:300万円/1顎(上下そうれぞれ別の治療となります)
リスク:定期的な保守を行わないとインプラントの状態が悪化する場合があります。
・インプラント後定期的に保守を行わないとインプラント周囲炎になる可能性があります。
・土台となる骨の密度や強度が不十分な場合、インプラント体が固定されない、あるいは脱落する可能性があります。
・チタンに対しアレルギーを持つ場合、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。
・抜歯が必要となります。

こちらもご参照: 中野の歯医者_マナミ歯科クリニック
奥歯部分のインプラント症例
2023年6月27日


20代女性の症例です。インプラントは歯を失った時、もっとも天然歯に近い自然な咀嚼力を回復する方法ですが、インプラントの他にはブリッジといって抜けた歯の両貝から橋のように歯を渡して抜歯部分を回復する治療法があります。

ブリッジは橋のように人工歯を装着する
しかし、この症例のように奥歯を失うとブリッジは作れません。また、ブリッジは両側の歯をある程度削る必要もあります。ブリッジには健康保険が適用されるメタル素材もありますが、2次虫歯のリスクは高まります。
インプラントとブリッジ以外で欠損歯を補う方法に入れ歯があります。入れ歯は咀嚼力や違和感の点でインプラントより大きく劣ります。入れ歯は健康保険が適用できるものもありますが、永い口腔内の健康寿命を考えるとインプラントの優れていることは見逃せません。
費用:インプラント 60万円/1歯
リスク:・インプラント後定期的に保守を行わないとインプラント周囲炎になる可能性があります。
・土台となる骨の密度や強度が不十分な場合、インプラント体が固定されない、あるいは脱落する可能性があります。
・チタンに対しアレルギーを持つ場合、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。

こちらもご参照: 中野の歯医者_マナミ歯科クリニック
矯正(インビザラインGO)、インプラント、セラミッククラウンを組み合わせた全顎的治療症例
2023年6月24日

Before

After
この症例では、矯正治療、インプラント、セラミッククラウン(被せ物)を組み合わせた、全顎的な治療を行っています。
1.写真左右両側の一番奥の歯(大臼歯)2本は、かなり虫歯が進行しており、保存が困難だったの抜歯後インプラントを埋入(Afterで白丸が歯の中央に見える)
2.写真右奥から2番目のメタルインレーの歯も虫歯が進行しており、患部を除去してセラミッククラウンを装着
3.同様に写真左奥から3,4番目の歯は治療後セラミッククラウンを装着、右側3番目の歯もセラミッククラウンを装着
4.Beforeの写真からわかるように前歯部の歯並びが悪く、前歯部中心にマウスピース矯正を実施。矯正はインビザラインGoと呼ばれる、費用、期間とも通常のインビザラインによるマウスピース矯正の半分程度
費用: インプラント 66万円
セラミッククラウン 16.5万円/1歯x4
インビザラインGo:48.4万円
・リスク:・インプラント後定期的に保守を行わないとインプラント周囲炎になる可能性があります。
・土台となる骨の密度や強度が不十分な場合、インプラント体が固定されない、あるいは脱落する可能性があります。
・チタンに対しアレルギーを持つ場合、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。
・噛み合わせの力が強いことなどが原因で破折する場合があります。
・二次虫歯の発生することがあります。
・矯正用のマウスピースは所定の時間装着しないと十分な効果が得られません。
・矯正した歯はリテーナーを装着しないと後戻りする場合があります

こちらもご参照: 中野の歯医者_マナミ歯科クリニック
ブリッジからインプラントへの移行症例
2023年6月22日

Before1

After1: 欠損歯にインプラントを埋入し、ブリッジをインプラントに置き替えた

After2: インプラントを埋入したレントゲン写真
ブリッジは抜歯した歯の両側の歯を削って、欠損歯を補う方法です。両側の歯に負荷がかかりやすく、清掃性でも劣るため、長持ちしにくいという問題があります。
症例では奥の歯が抜けたままだったので、一層ブリッジ部分に負荷がかかていました。ブリッジの欠損歯と奥歯の欠損歯の2本にインプラントを埋入することで、咀嚼力が大きく改善されました。
費用:60万円/1インプラント(税別)
期間:4か月
リスク:・インプラント後定期的に保守を行わないとインプラント周囲炎になる可能性があります。
・土台となる骨の密度や強度が不十分な場合、インプラント体が固定されない、あるいは脱落する可能性があります。
・チタンに対しアレルギーを持つ場合、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。

こちらもご参照: 中野の歯医者_マナミ歯科クリニック
抜歯が必要な歯のインプラント症例
2023年6月17日

Before: 歯根が破折して円で示された部分が遊離している

After: 抜歯後にインプラントが装着された
自分の歯は出来るだけ残したいというのは誰にも共通した思いです。しかし、抜歯が避けられないケースはいくつかあります。
1. 歯根部分に破折があり、歯として機能できない
2. 虫歯治療を繰り返すことで何度も歯が削られ、被せ物を装着できない
などです。この他にも、残せることは残せても歯として咀嚼機能に貢献できないような場合も、抜歯が勧められることもあります。この症例では歯根に破折があり、さらに黄色い丸で囲んだ部分が歯茎から遊離していて、抜歯が必要となりました。
抜歯の場合、インプラント、義歯そしてブリッジ(両側の歯を削って橋状に技工物を装着する)という方法があります。義歯もブリッジも健康保険で行える治療ですが(材質はブリッジの場合メタルになるといった制限はあります)、義歯は装着感が悪い、ブリッジは両側の健康な歯を削ることと長期間は持ちにくいといった問題があります。
インプラントは自費治療になるため、費用面で問題がありますが、装着感、咀嚼力、長期使用という点では多くの場合もっともすぐれた抜歯後の治療方法です。
ただ、インプラントはチタンネジを歯根の代わりに土台となる骨に埋入するため、土台の骨が一定の厚さや強度がなければいけません。また、内科的に出血が止まりにくい(血をさらさらにする薬を服用するなどして)ような場合は施術は難しくなります。
この症例では幸い、それらの問題はなく、順調にインプラント治療が終了しました。
費用:60万円(税別)この他土台の骨を補強する治療を行ったり、ケースにより追加費用が発生することがあります。
期間:4か月
リスク:・インプラント後定期的に保守を行わないとインプラント周囲炎になる可能性があります。
・土台となる骨の密度や強度が不十分な場合、インプラント体が固定されない、あるいは脱落する可能性があります。
・チタンに対しアレルギーを持つ場合、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。

インプラントでは歯根の代わりにチタンネジが人口歯を支える
こちらもご参照:
中野の歯医者_マナミ歯科クリニック
義歯(入れ歯)のインプラントへの交換の症例
2023年6月13日

Before: 義歯(入れ歯)を外した状態

After: インプラントを埋入し、クラウン(被せ物)を装着した状態
義歯とインプラントは咀嚼力、装着した違和感で大きな違いがあります。Beforeは部分義歯と呼ばれる2歯の入れ歯ですが(写真は外した状態)、インプラントに置き換えることで、事実上天然歯と変わらない咀嚼力を全く違和感なく得ることができます。
費用:インプラント1歯33万円、セラミッククラウン1歯198,000円
リスク:・インプラント後定期的に保守を行わないとインプラント周囲炎になる可能性があります。
・土台となる骨の密度や強度が不十分な場合、インプラント体が固定されない、あるいは脱落する可能性があります。
・チタンに対しアレルギーを持つ場合、アレルギー反応が引き起こされる可能性があります。
こちらもご参照:
中野の歯医者_マナミ歯科クリニック